| データ番号 | Q05483-A01 |
|---|---|
| 題名 | 狐の恩返し |
| 題名(ヨミ) | キツネノオンガエシ |
| 時間 | 4分8秒 |
| 話者 | :1900年生 |
| 収録年月日 | 1973-01-28 |
| 収録地 | 福井県小浜市 |
| 収録者 | 稲田浩二 西陽光 |
| OWC | AB28 |
| 日本昔話タイプ | *伝説 |
| 話形分類 | ME. 動物報恩 |
| 概要 | 「昔々、ある部落で・・・・・いったていう話。」 昔、ある部落では、毎年だれかが伊勢参りをすることになっていた。その年は正直者の権兵衛がその役だった。道中、狐が縛られて軒先につながれていた。かなしそうな顔をしていると思って行きすぎたが、しばらく歩いてから神様参りだから何かよい事をしなければならないと思いつき、戻ってきて逃がしてやった。伊勢参りをすまして帰る時、夜になって狐がよびに来て、恩返しをするという。狐は権兵衛をつれて庄屋の家に行った。そこでは何か喜び事があるらしく、人が多勢宴会を開いていた。その中をぬけて蔵をさがし、三つ目で宝蔵をさがしあて、千両箱をみつけさせた。権兵衛は喜んで出ようとすると、狐がいない。どうやって帰ればよいかわからず、困っていると 狐は戻って来た。どこへ行っていたのだ、というと 狐はおまえも一旦みはなして、また戻って来たろう、だから自分もそうしたのだ、といった。 |