日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05452-A02
題名 猫壇家 - 猫の恩返し -
題名(ヨミ) ネコダンカ - ネコノオンガエシ -
時間 1分46秒
話者 :1894年生
収録年月日
収録地 岐阜県加茂郡白川町
収録者 稲田浩二
笠井典子
OWC AB31
日本昔話タイプ 【IT386;猫檀家】
話形分類 TA. 猫檀家;ME. 猫檀家
概要 「猫が恩返ししたなんちゅうこと、ようあるね・・・・・(途中で、収録者の声あり。)・・・・・猫でもね、恩を知っとりゃ返すちゅう」
寺の坊さんが、猫をかわいがって、寺に福がくるように守ってくれと言いながら猫をさすっている。坊さんが葬式へ行こうとした時に、激しく雨が降ってきて、棺(がん)が重くて担って[?]行けなくなり、困る。すると猫がいなくなって、火車(かしゃ)になってやってきて、がんを抑える。そこで、和尚がお経をあげると、雨があがり、空が晴れる。和尚は偉い和尚だと評判になり、高位を与えられて、寺は立派になる。猫が恩返しをしたのだ。