| データ番号 | Q05449-A02 |
|---|---|
| 題名 | 日本の仁王さんの話 - 仁王とももか(百川) - |
| 題名(ヨミ) | ニッポンノニオウサンノハナシ - ニオウトモモカ(モモカワ) - |
| 時間 | 3分14秒 |
| 話者 | :1894年生 |
| 収録地 | 岐阜県加茂郡白川町 |
| 収録者 | 稲田浩二 笠井典子 |
| OWC | AB31 |
| 日本昔話タイプ | 【IT843;仁王と賀王】 |
| 話形分類 | TA. 仁王と賀王;ME. 力くらべ |
| 概要 | 「日本のお仁王さんの話、知っとるやろ。ももか、あのね、日本のお仁王さんがね、仁王って・・・・・唐(から)ではね、お仁王さんが来たよーっていうと子供がだまってまうって、そういう話」 仁王さんが修業中に、親から、おまえは日本では一番強いが、一度、唐(から)へ行って修業してこいと言われて、天照大神からもらった鑢(やすり)を持って唐へ行く。唐で一番強いというももかわ(人名・百川)の所へ訪ねて行くと、婆がいて、ももかわは不在だから、休んでいて下さいと言う。婆が大きなたらいの水を持ってくるので、仁王さんは、婆でさえこの力なら、ももかはどんなだろうと思う。ももかが、夜になっても戻らないので、仁王は泊めてもらって待つことにする。夜、ドスーン ドスーンとももかの杖をつく音がするので、仁王は試合をやめて逃げてしまう。仁王が船で逃げると、ももかは、錨をつなぐ鎖をたぐりよせる。仁王はやすりで鎖を切る。ももかは、倒れて鎖の切り口を見て、口でか手でか、鎖をこんなふうに切るとは、こりゃ仁王にはかなわないと思い、帰って、ふとんをかぶってねてしまった。仁王さんは、日本で、ももかの強さを話す。今でも、子供がぐずると、日本ではももかが来たよと言うと子供はだまり、唐では仁王さんが来たよと言うと子供がだまる。 |