日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05448-A07
題名 鳴き声と人 - 烏と鍬 -
題名(ヨミ) ナキゴエトヒト - カラストクワ -
時間 1分34秒
話者 :1894年生
収録地 岐阜県加茂郡白川町
収録者 稲田浩二
笠井典子
OWC AB31
日本昔話タイプ 【IT947;鳴き声と人-嘉兵衛鍬】
概要 「畑でねやっとったと。一生けんめい汗かいて。・・・・・これから、もう、まじめに働かないかんなってってね、話しよったっちゅう。短いけどそんな。」
かへい[嘉兵衛?]さんが畑を打っていて、木のかげで休んでいるうちに眠ってしまう。夕方、目をさましてみると、鍬が見あたらない。からすが「カヘー クワ カヘー クワ」と鳴くので行ってみると鍬があった。からすというのは、利口な鳥である。家に戻って母にその話をして、うちの役たたずのにわとりを、つぶして食ってしまおうと言い、とり部屋を開けにいくと、(にわとりが)「トッテ クォーカノー」って言った。やっぱり思いようだと母に話して、まじめに働かないかんと、話した。