日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05448-A06
題名 鳴き声と人 - 蛙の声で改心 -
題名(ヨミ) ナキゴエトヒト - カエルノコエデカイシン -
時間 1分4秒
話者 :1894年生
収録地 岐阜県加茂郡白川町
収録者 稲田浩二
笠井典子
OWC AB31
日本昔話タイプ 【IT949;鳴き声と人-蛙と久兵衛】
概要 「怠けもんがおったとね。毎日、怠けてばかりおってね。・・・・・心を入れかえてまじめに働かないかんと思ってね。心を入れかえたと」
怠け者が博打に負けて裸になり、帰り道、田んぼの畔を歩いていると、「ハダカ、ハダカ、ハダカ、ハダカ」といって蛙が鳴く。蛙まで馬鹿にしていると腹を立てると、向こうの田から「アナタガター オデキデキ アナタガター オデキデキ」と蛙の声が聞こえる。怠け者は家に戻り、人間は思いようやと思って、心を入れかえて働いた。