日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05447-A01
題名 狐の文福茶釜
題名(ヨミ) キツネノブンブクチャガマ
時間 1分26秒
話者 :1886年生
収録年月日 1971-12-04
収録地 富山県小矢部市
収録者 稲田浩二
OWC AB26
日本昔話タイプ 【IT370;狸の茶釜】
話形分類 TA. 文福茶釜;ME. 文福茶釜
概要 「だらやまに、狐が3つおましたと・・・・・ほっで語っても語らいでも。」
だらやまの3匹の狐が油揚げを食べたいので、1匹が茶釜になってそれを売った金で3匹分の油揚げを買うことにする。2匹が人間に化けて、茶釜に化けた狐を売りに行く。和尚がその茶釜を買う。小僧が、水を入れて、火をたくと、(茶釜が)そんなに、たきがまをあてるな[焚くな、熱い]という。小僧が、おもしろいもんを買ったものだと言うと、和尚は、これはよいものだと言う。小僧が、茶釜を磨くと、(茶釜が)そんなに磨いては痛い、と言う。和尚が、そんなもの外へ捨てろと言うので、捨てると、和尚もだましたクワーン クワーンと言って狐は去った。