日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05442-A07
題名 ブリも一口 - 大力和尚 - 福浦坊主様 -
題名(ヨミ) ブリモヒトクチ - ダイリキオショウ - フクラボウズサマ -
時間 2分45秒
収録年月日 1971-11-01
収録地 石川県珠洲市
収録者 稲田浩二
笠井典子
OWC AB27
日本昔話タイプ *伝説
話形分類 TA. 大食漢
概要 「福浦にはね、ある禅宗のお寺ですちゃ・・・・・福浦の和尚様やいうし魚屋さんも皆肝をすえたそうであります。」
福浦(ふくら)にある禅宗のお寺に怪力の僧がいる。ブリの時期に旅に出る。道中で魚屋がブリを売っている。あんまり高いもんで誰も手を出さない。魚屋は業を煮やし、そのブリ一匹食べたら、ただでおまけに一文やると言ってしまう。その僧が食べると申し出る。恰幅もあまり良くないので魚屋は安心するが、ペロリとブリを食べてしまった。人は見かけによらないものだから気を付けろという。福浦の和尚様といって驚かれたそうだ。