日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05442-A06
題名 長太郎話 - 狐の仇討ち -
題名(ヨミ) チョウタロウバナシ - キツネノアダウチ -
時間 5分55秒
収録年月日 1971-11-01
収録地 石川県珠洲市
収録者 稲田浩二
笠井典子
OWC AB27
日本昔話タイプ ITタイプなし
概要 「輪島にね、やかましい、人を化かす狐がおった訳であります・・・・・小さい狐から大きい狐からいっぱい目に見えるがであります。そして仏事を済まいてそして事なく済んだ訳でありますが」
長太郎という杣人が山で小屋を建てて居る。そこへ晩というのに年寄の母親が訪ねてくる。山は寒いので負って帰ろうと言うと、同調する。おぶっていると次第に重くなる。持ってたマサカリを後へふりまわすと狐が死んでいる。帰ってみると母親はいる。しばらく経って山の小屋に悲しげな声で夫の狐をお前に殺されたので勝負をしたいという。長太郎はうけて立つがかなわない。女狐の言うのにお前を殺しても夫は戻らないから[お前が]自慢にしている夫の毛皮をお寺に持っていき供養をしてくれと頼む。その通りにすると他の人には見えないのだが色々な狐が参列に来ているのが見えたという。