日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05440-A03
題名 和尚と小僧 - すしは阿弥陀 -
題名(ヨミ) オショウトコゾウ - スシハアミダ -
時間 5分22秒
収録年月日 1971-11-02
収録地 石川県鳳至郡柳田村
収録者 稲田浩二
OWC AB27
日本昔話タイプ 【IT598;和尚と小僧-餅は本尊】(【IT605;和尚と小僧-あゆはかみそり】の断片あり)
話形分類 TA. 餅は本尊様;ME. 和尚と小僧
概要 「むかしね、あるところに、和尚さんと小僧さんとおったといね・・・・・なんばみそあいてふたがかるかった。」
和尚が魚をとってすしにして一人で食べて、小僧にはかみそりなのであぶないから食べてはいけないと言う。小僧は、和尚の留守中に和尚のかみそり(すし)を食べて、廊下に米粒を落とし、本堂の金仏の阿彌陀の口にごはんをぬる。和尚が戻って、小僧のいたずらを叱ろうとしたので、小僧は阿彌陀が来て食べたと言う。悪い阿彌陀だと叩くと、クワーンクワーンと鳴り、眉間に穴があく。池に捨てると、穴に水が入りクタクタクタクタと鳴る。和尚が小僧をこらしめようと、どうもこうもならないものを買ってくるように言いつける。小僧は物知りのお爺さんに相談し、屋根裏の蜂の巣を袋に入れて持って帰る。和尚が袋をあけて、蜂にさされて、どうにもこうにもならなかった。