日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05432-A03
題名 山寺の怪 - 化け物退治型 -
題名(ヨミ) ヤマデラノカイ - バケモノタイジガタ -
時間 3分26秒
話者 :1902年生
収録年月日 1971-07-23
収録地 鹿児島県鹿児島市
収録者 稲田浩二
笠井典子
OWC AB56
日本昔話タイプ 参考【IT296;山寺の怪】
話形分類 CA. 化物寺;ME. 山寺の恠
概要 「むかしむかいな、ここで吉野でいやぁ、てらをみえんあむれよかん・・・・・ほいでむかし千年経てばなえーんやっちょっても人殺すようんなる。そいでそれずっとサネカ(?)したがな。そすこんむかし。」
ビワの上手な座頭が村の寺のようなところにくる。夕方になると素晴らしい音色で奏でる。ある家の長男がそれを聴きに出たまま帰ってこない。次男も又同じ。三男が、父親にはかまとのみとサルズシ(?)を買って座頭の所へゆく。じゃんけをして、はじくらっこをしようという。座頭がはじく時は、はかまをスッポリかぶる。自分の時には、のみを出してはじくと頭にあたる。血の跡を辿ると、大蜘蛛が死にそうになっている。何でも千年も経てば化けになるという事だ。