日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05432-A01
題名 猿婿入り - 柴負い型 -
題名(ヨミ) サルムコイリ - シバオイガタ -
時間 3分6秒
話者 :1902年生
収録年月日 1971-07-23
収録地 鹿児島県鹿児島市
収録者 稲田浩二
笠井典子
OWC AB56
日本昔話タイプ 【IT210A;猿婿入り-嫁入り型】
話形分類 TA. 猿聟入;ME. 猿聟入
概要 「一軒しかなかったとその家に娘を3人だけ持っとる・・・・・去るサムライが捨つる命はおしうはねどもおと姫が泣くのがかわいそうだっち~おそわったがな。」
娘が三人がいるお爺さんがいる。大きな畑と山を持っている。山には大きな猿がいる。ある日お爺さんが柴を沢山集めて背負うとしたが上がらない、立てない。お猿に手伝ってくれたら娘をやるがという。そういうと手伝ってくれる。娘に言うと、上二人はいやがる。末娘が長いぞうりと紙を持たせてもらって猿と山へいく。谷川に丸木橋がかかっている所へくる。娘は後から、猿のぞうりを踏む。猿は谷に落ちても、後に残る姫の泣くのがかわいそうだと言いながら流されてゆく。動物にも情のあるものだという事だ。