| データ番号 | Q05430-A01 |
|---|---|
| 題名 | 榊の話 |
| 題名(ヨミ) | サカキノハナシ |
| 時間 | 7分32秒 |
| 話者 | :1877年生 :[1877年生] |
| 収録年月日 | 1971-07-25 |
| 収録地 | 鹿児島県大島郡大和村 |
| 収録者 | 稲田浩二 |
| OWC | AC04 |
| 日本昔話タイプ | *伝説 |
| 話形分類 | |
| 概要 | 「昔あたんちゅうかなぁ・・・・・教育のまあお話ですね。」 昔、大変はなれた所へいって勉強している子がいたが、勉強がつらいので途中でやめて山道を歩いて郷里に帰ろうとしたが、日がくれてまっくらになった。明かりをたずねていったところ一軒屋にじいさんがいた。泊めてもらったが、じいさんは夜どうし砥石で何かをといでいる。鬼だ、と思ってねつかれなかった。朝、おきてじいさんに夜どうしといでいたのは何か、ときくと、着物が破れたので一晩かかって釘をといで針にしたのだ、といった。子供は何でもやればできるものだ、と根性がわいた。朝、まわりをみると、一軒家だと思っていたのは榊の木だった。子供はその榊の枝をおって学校に戻り、ねむくなるとそれをみて努力し、卒業して立派な人になった。二十三夜や二十八夜の神をおがむときは必ず榊の枝を使う。何事も忍耐、努力が必要である。 |