日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05429-A05
題名 猿とえいの話
題名(ヨミ) サルトエイノハナシ
時間 6分1秒
話者 :1877年生
:[1877年生]
収録年月日 1971-07-25
収録地 鹿児島県大島郡大和村
収録者 稲田浩二
OWC AC04
日本昔話タイプ 【IT577;猿の生き肝】
話形分類 TA. 猿の生肝;ME. 海月骨なし
概要 「この海の龍宮の神様の・・・・・一つの教育のお話じゃないかと思いますね。」
猿とえいの話。猿、竜宮の姫が病気になった。易者のところに行くと、猿の生肝をたべさせるとよい、といった。竜宮の神はえいに猿をつれてくるようにいいつけた。猿が海岸で潮のひくのをまって遊んでいた。えいはそこに寄って行き、背中に乗せてやるといってのせた。竜宮に行く途中で事実をばらしたところ、猿は知恵があったので、肝は海岸の松の枝に忘れてきた。袋に入れてあるからひき返そう、とえいをだまし、岸につくととびおりてばかやろう、とののしって逃げた。えいが神に事情をはなすとしかられた。えいが神にさからったので口をさかれ、眼が上に1つしかなくなった。大島ではさからうやつは口をさかれる、という。