| データ番号 | Q05428-A01 |
|---|---|
| 題名 | 蚕の起こり |
| 題名(ヨミ) | カイコノオコリ |
| 時間 | 4分9秒 |
| 話者 | :1906年生 |
| 収録年月日 | 1971-07 |
| 収録地 | 鹿児島県鹿児島市 |
| 収録者 | 稲田浩二 |
| OWC | AB56 |
| 日本昔話タイプ | 断片【IT473;蚕と継子】 |
| 話形分類 | CA. 煙草の起源;ME. 運定め話 |
| 概要 | 「・・・・・その木がいまん桑の木なってかん桑の木食べさせて糸は作るでしょ蚕はあっこからきた。」 (テープ欠:兄と妹がいた。嫁をもらって兄が旅にゆく事になる。兄嫁は山にあがると見送った舟が見えるからと妹を連れてゆく。頭のしらみをとってやるからと妹が気持よく眠ってる間に木に髪の毛を皆くくりつけて帰ってしまう。) 妹はいたくてそのまま死んで骨になってしまう。兄は妹の下駄と嫁の下駄を買って帰ってきた。嫁は妹はずっと帰ってこないと言い、兄は捜して来いという。嫁はその下駄で海岸にゆき、カキのはえている所で下駄をすり減らし捜して来たという。夜になると、鳥が「うじかおはん(妹の名)」をいう。嫁には聞こえない。幾度も聞こえるので捜しにゆくと、そのくくられた木にかいこのまゆがいっぱいついている。そのまゆから糸をとり始めた。これが蚕の始まり。 |