日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05425-A01
題名 みやこはつ丸
題名(ヨミ) ミヤコハツマル
時間 10分18秒
話者 :1906年生
収録年月日
収録地 鹿児島県鹿児島市
収録者 稲田浩二
OWC AB56
日本昔話タイプ ITタイプなし
話形分類 TA. みやこはつ丸
概要 「みやこはつ丸の話をするわや、むかしけさかんちゃんなー・・・・・夜があけたら自分が夜がくれる、あんたは夜があけ、こんないは時期がある時をがもやいーかんてむが死んだ死んだち知らんでさんじは遊びしておったから、かんてむの話」
みやこはつ丸の話 貧乏人には男の子、金持には女の子が生れる。男女ならば結婚させようという約束をしていたが、金持の方が、子供の苦労を思って、女の子である事をふせていた。仲のよい遊び友達同志が大きくなって娘に子どもが出きる。親は許そうとせず子を産んで娘は家を出てゆく。その子の名をみやこはつ丸という。友達から、自分の親は家を出て、今の親はお爺さんとお婆さんであると知らされる。母を探しにゆく。日が暮れた山道で一軒家を見つけ宿を頼む。女主のつぶやきから母子の対面をする。その家の女主は夜が明けぬうちに村へ戻るように言われる。寝すごすと柴の葉の上の人骨を枕に寝ていた。その骨が母と解り、手厚く葬る。