| データ番号 | Q05417-A02 |
|---|---|
| 題名 | 犬むかし - 花咲か爺型 - |
| 題名(ヨミ) | イヌムカシ - ハナサカジイガタ - |
| 時間 | 14分49秒 |
| 話者 | :1888年生 |
| 収録年月日 | 1971-08-27 |
| 収録地 | 山形県西置賜郡白鷹町 |
| 収録者 | 稲田浩二 |
| OWC | AB16 |
| 日本昔話タイプ | 【IT364A;犬むかし-花咲か爺型】 |
| 話形分類 | TA. 花咲爺;ME. 花咲爺 |
| 概要 | 「むかしあったけどな・・・・・トービント」 爺と婆がいる。爺は山へ柴刈りに婆は川へ洗濯にゆく。川から赤い重箱と白い小箱が流れてくる。赤い小箱はこっちゃ来、白い小箱は向へ行け、赤い小箱が婆の方へ来る。拾って中を開けてみると白い犬が入っている。子供がないので、これは授けものといって我子のように育てた。大きくなってある日、小屋から車をひいてきて爺と婆に乗れという。山へひいていってここ掘れという。掘ると宝が出てくる。次に掘ると爺と婆の要る物が皆出てくる。家に帰って裕福な暮らしをしている。隣の婆が不思議がる。無理矢理犬をひっぱる。土の中からはろくなものが出てこない。犬を叩き殺し松の木の元に埋めて帰ってくる。爺と婆が心配していく。墓参りにゆくと一晩で大きな松になっている。形見に何かを作っておこうと木臼を作る。木を搗いていると、銭が沢山出てくる。隣の婆がうらやんで木臼を持ってゆく。ベタベタと泥が出る。怒って割って燃やす。婆がとりにくると灰になっている。灰なりともと持って帰ろうとすると風が吹いて枯木にかかると花が咲いている。世の中の人にも楽しませてやろうと呼ばってゆく。殿様の所へくる。「あやツーツー黄金サラサラ チチンポンパラリン」と灰をまくとすっかり枯れていた木に花が咲く。ほうび、ごちそう沢山もらう。隣の爺が真似をする。殿様の眼に入り捕えられる。 |