日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05416-A05
題名 よう平の天昇り
題名(ヨミ) ヨウヘイノテンノボリ
時間 8分29秒
話者 :1888年生
収録年月日 1971-08-27
収録地 山形県西置賜郡白鷹町
収録者 稲田浩二
OWC AB16
日本昔話タイプ 変形【IT1142;傘屋の天昇り】
話形分類 TA. 吉五の天昇り
概要 「昔あったけどな・・・・・」
あじ(あゆ)売りよう平という男がいた。最上川であじをとっては売っていた。みんなあじを売ってしまった処へキネヅカミという強い風が吹いてきた。それは色々なものを巻き込んで天竺へ舞いあげてしまう。そうなるまいと思って桑の木に登ってつかまっていたがその木ごと舞いあげられてしまう。天竺へいっても何もない。腹がすいても何もない。向の方に店(モエー)のようなものが見えるので言って呼んでみる。中からドタリドタリと来たものは見た事ないようなもの、雷だと言う。空腹なので食べ物を乞うとへそづけをくれる。とてもおいしい。もっと欲しい、晩に食べる為とってきて漬けなければならない。帰れないので一晩泊めてくれ、ふとんも何もないが泊れ、雨を降らせるのを手伝ってくれ、風の神は大きな袋を少しずつ開けて出す。いな光出す。たいこを叩く。下で騒いでいるので見ようとする。足をすべらせるなよ注意される。足をすべらせて落ちる。その土地をきくと自分の生れ在所 家を探すと村人に昔の話だと云われる。草茫々の家跡で草むしりをする。お母さんが痛い痛いという。気がつくと髪の毛を引っぱっていた。