日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05416-A01
題名 福の神
題名(ヨミ) フクノカミ
時間 3分9秒
話者 :1888年生
収録年月日 1971-08-27
収録地 山形県西置賜郡白鷹町
収録者 稲田浩二
OWC AB16
日本昔話タイプ 参考【IT969;七年寝たまう】
概要 「そうして若水を汲まん・・・・・とーびんと」
大歳の夜、太郎が旦那と元旦の打合わせをする。太郎が若水を汲みに行った時、入る前に戸をドンドンと叩け、そこで旦那がひかえていて誰だと問うから、「福の神」と答えて入って来いよと言われる。元旦になって言われたようにするが答える時「太郎だ」と言ってしまう。仕方ないのでそのまゝ正月の慣しは続けられるが、暗い顔をしている。太郎は自分が福の神と言わなかった為と悟って座敷で「おれは福の神だからこんな所にはいられねえ」と言って去る。だから、そういう時には好い顔をしていないと福も去るから、好い顔をしていなければならない。