| データ番号 | Q05409-A01 |
|---|---|
| 題名 | 瓜姫 - 姫横死型 - |
| 題名(ヨミ) | ウリヒメ - ヒメオウシガタ - |
| 時間 | 2分59秒 |
| 話者 | :[1893年生] |
| 収録年月日 | 1971-10-01 |
| 収録地 | 島根県能義郡広瀬町 |
| 収録者 | 稲田浩二 笠井典子 |
| OWC | AB42 |
| 日本昔話タイプ | 【IT128;瓜姫】 |
| 話形分類 | TA. 瓜子織姫;ME. 瓜子姫子 |
| 概要 | 「昔、あるとちにね・・・・・(昔こっぽり)すぎて・・・・・うり姫の血が両方へついた。はい。」 昔、ある所にじいさんとばあさんがいた。じいさんは山に行き、ばあさんは川へ洗濯に行った。川上から瓜が「どんぶりかんぶりすっぽんぽん」と流れてきた。食うとうまかったので「もひとつ流れりゃじいさんに」というともう一つ流れてきた。それをもって帰って米櫃に入れておいておくと、米櫃の中で機を織る音がする。「じいさんさやがない、ばあさんくだがない、ちっとんばっとん」とうたっている。爺と婆は子がないので喜んでおう姫と名づけ、育てた。その家の隣りにあまんじゃくがいて、毎日さそいに来る。しかしおう姫は爺や婆からとめられているので柿とりにいこうといわれても「じいさんやばあさんにしかられるけ、いやだよ。ちっとんばっとん」と機をおって断っていた。あまんじゃくは柿の木に登って下の姫にしぶがきをなげ、おう姫をまたざきにして、片方はかや、片方はそばの畑にすてた。だからそばとかやの根は血のために今でも赤い。 |