日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05405-A02
題名 芸の助け - えび・たこ・ふぐと烏 -
題名(ヨミ) ゲイノタスケ - エビ・タコ・フグトカラス -
時間 3分33秒
話者 :1889年生
収録年月日 1971-08-16
収録地 鳥取県東伯郡東伯町
収録者 稲田浩二
OWC AB41
日本昔話タイプ 【IT578;魚の芸】
話形分類
概要 「なんと昔、あったところがな・・・・・それ昔こっぽり」
夏、あまりに暑いのでえび、たこ、ふぐが涼みに浜山へゆく。からすが食べるとおどす。1つあて芸をすればこらえてやる。たこが足を一本松の木にからませて、- 松に下がり藤、手は届けどもな人の花ならば見たばかりな くるりと かえればたこさ えび -様は三夜(サンヨ)の三日月様でも宵にチラリと見たばかりな テンテン とはねる。ふぐは芸がないので こらえてくれと頼む。では食べる。 わしのようなるお多福にな 芸をせよとは どうよくな テンテン からすがフグの人殺しという。料理のひとしょうで人は殺さん、からすの負け。これからは海にいようと ヌルリ テンテン ピンピン と帰る。