日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05401-A08
題名 大力話 - 甚太の話 -
題名(ヨミ) ダイリキバナシ - ジンタノハナシ -
時間 11分52秒
話者 :[1885年生]
収録年月日 1971-08-04
収録地 愛媛県八幡浜市
収録者 稲田浩二
OWC AB48
日本昔話タイプ 【IT674;弁当が働く】(【IT674;弁当が働く】以外の話も含む)
話形分類 TA. 仕事は弁当
概要 「道のあたりで・・・・・片足でやっても力強かった人ですね」
甚太の話 人を困らせる(冒頭ナシ)・人のいやがる所で糞をする? ・悪くはないが力みせをよくする人・大きい人だった。・親方がいるとき、竹を12束(ふつうの人は1日1束)川の石をつけてブラブラと横にふって歩いていた。村の人が竹を無断で出したとおこると、もどってきて、わしは竹を出すぞ、といって一本だけかかえて出た。・米2俵をかついで中腰で糞をした。・親方の畑をうつときに、下女のこしらえた団子をくいながら牛を使わずに一日でうってしまった。・弁当がおいしかったので田を多くうったところ、親方が「弁当が田をうったな。」といったので腹をたて、くわの柄に弁当をむすんで一日ねていた。次の日親方がたずねにくると、弁当がやったといったので弁当にやらせたが、全く進まなかった。」といった。・親方の家のやねがえに使う縄をすべて一晩でなった。(・親方の家のやねがえに一本の縄しかもってこないのでこれではだめだ、というと たぐりよせた。長さが一里以上もあった。)二宮古三郎?・金をたくさんもらって一人で坊さんのかごをかき、橋の上で一服するときかごを川の上にさしだして火うち石をうった。かごがゆれておそろしかった。(・川の上にかごをさしだし、片足でおさえて魚をみせた)