日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05400-A08
題名 鼠の楽土
題名(ヨミ) ネズミノラクド
時間 2分22秒
収録地 新潟県
収録者 稲田浩二
OWC AB25
日本昔話タイプ 変形【IT82;鼠の浄土 】
話形分類 TA. 鼠浄土;ME. 鼠の浄土
概要 「昔々あったと。・・・・・それでかたっても。」
昔、貧乏な家に婆が一人いた。婆は自分はあまり食べないで、ねずみばかりにやっていた。ねずみは婆をおんぶし、目をふさがせて立派な座敷に案内した。ごちそうで歓待し、「ねこと[文字抜け]と竜さえおらにゃ、ねずみちゅうちゅう」を踊ってみせた。またおんぶして帰り、おみやげももたせてくれた。おかげでくらしが楽になった。隣りの婆がそれをみえ、同じようにして座敷につれていってくれた。「ねこと・・・」と踊ったので、ここでにゃおといえばここにあるものが皆手に入ると思い、にゃおんといった。するとまっくらになり、わけがわからなくなってしまった。実は庭の隅にいたのだが、もぞもぞ動くうちに化け物とまちがわれてつき殺されてしまった。