日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05394-A01
題名 継子の風呂煮 - 継子苦難型 -
題名(ヨミ) ママコノフロニ - ママコクナンガタ -
時間 7分30秒
話者
収録年月日 1972-03-28
収録地 新潟県中蒲原郡村松町
収録者 稲田浩二
笠井典子
OWC AB25
日本昔話タイプ 【IT274A;継子の訴え-継子と鳥型】
話形分類 TA. 継子と鳥;ME. 継子と笛
概要 「お父さんとお母さんがあったってね。・・・・・これでざっとまず昔はなし終りました。」
三人の女の子がいる。お母さんが死んでゆく。継母が子供が憎くてたまらない。お母さんが町へおもちゃを買いに行ってくるから、釜に湯をわかしておけという。釜の上に板を渡し、向うにおもちゃをおいてとりにゆかせる。一番上のがとりにゆくと板をはずして湯の中へ落とす。次の子には姉さんの分もやるから、取りにゆけ。いやがっていると、隅の方から白い鳥がとんできて 枕ばし渡んねでこっちの橋渡れ ホーホケキョ 子供だから何の事か解らず 枕橋渡って落とされる。三番目の子も同様に落としてしまう。そして馬屋の‘しばっこ’に埋める。お父さんが毎晩同じ夢をみると言って帰ってくる。探すが子供がいない。朝、用足しに、馬屋の前にいると白い鳥がとんできて、京のとおさん恋しいな田舎のかあさんうらめしや、半人八足ておりんしょ。ホーホケキョザルで水を汲めとやら石で火を炊きつけれひーとてザンブリショ 三羽飛んでくる。父親も不思議に思って母親に買物にゆかせ馬屋の‘しばっこ’を掘ってみると子供が三人出てくる。すると母親の頭から角が出て逃げていった。女は邪鬼という。花嫁衣裳の角かくしもこういう事から・・・。