日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05393-A02
題名 継子と援助者 - 妹援助型 - お杉とお玉 -
題名(ヨミ) ママコトエンジョシャ - イモウトエンジョガタ - オスギトオタマ -
時間 16分28秒
話者
収録年月日 1972-03-28
収録地 新潟県中蒲原郡村松町
収録者 稲田浩二
笠井典子
OWC AB25
日本昔話タイプ 【IT188;おぎん・こぎん】
話形分類 TA. お銀小銀;ME. お月お星
概要 「おとうさんとおかあさんがあったてね・・・・・これでざっと昔おわった。」
父と母とお杉と名付けた女の子がいる。2才の時母親が死ぬ。次の母親が来て、女の子が生れる。お玉と名付ける。二人の姉妹は仲がとてもよいが、継母はお杉をきらう。子達が学校へゆく頃、お父さんは出稼ぎにゆく。継母はお杉に毒入のおにぎりを持たせるがお玉の援助により助かる。犬が食べると死んでしまった。槍で殺そうとするがお玉が教えて助ける。イズメにして殺そうとする。箱に穴をあけてもらって、そこからけしの種をこぼす。花を咲かせたのをたどってお玉はぼた餅を持ってお杉を助けにゆく。穴を掘起して町へ二人で逃げお大家に女中と子守に入る。父親は夢見が悪いので帰ってみるといない。隣のねえちゃんとこへ聞きに行った。お杉を助けに行く段を話してきかせる。父親は必死で二人を探す。あんまり泣きすぎて、目がつぶれてしまう。鐘を買ってお杉とお玉がいたならば どうしてこの鐘はたきましょ カーン カーン そういいながら津軽の方へゆく、お杉とお玉だと出てくるが声をきけば解る。又、進んでゆく。下町の方へゆくととうとう二人に出会う。その時目もあく。その二人の世話になった事に礼を述べようとすると父親も共に働けといってもらう。母親の方は一人、乞食になって物乞いをしながら歩く。二人の子供の所へくる。むすびをして出してやる。そこで食べて出ようとするとトンボ(泥棒をつかまえたりなんかするもの?)の口がパクッと裂けて、そこへ落ちてしまう。