日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05392-A01
題名 三枚のお札, 桃太郎
題名(ヨミ) サンマイノオフダ,モモタロウ
時間 8分48秒
話者 :1902年生
収録地 長野県下水内郡栄村
収録者 稲田浩二
笠井典子
OWC AB30
日本昔話タイプ 【IT347;三枚のお札】(発端部【IT127;桃太郎】モチーフを含む)
話形分類 TA. 三枚の護符;ME. 三枚の御札
概要 「むかしあったと・・・・・和尚様にあれしてええお寺様になったと。」
お婆さんが川へ洗濯にゆくと箱が流れてくる。家に持って戻り、お爺さんと箱を開けたところがきれいな桃が入っていた。 それを割るときれいな赤ん坊が入っていた。桃太郎と名付ける。大事に育てるが爺さんと婆さんは死んでしまう。寺に小僧にゆく。和尚が出掛ける事になる。奥山には登るなと云われる。もしもの時にはこの札使えと三枚の札をくれる。遊ぶうち奥山へいってしまう。夜になってしまう。明りの見える家にゆき泊めてもらう。抱いて寝てやると言ってきかない。ウツウツすると体を揺するようで痛い。これは危ないと思い、便所へゆく。1人ではゆかしてくれない。縄でつながれてゆく。ほどいた拍子に婆が転げている間に逃げる。鬼婆が追いかけてくる。札を一枚山になれといって投げる。すぐ 追いつかれる。次は川になれといってもう一枚投げる。お寺の桜の木に登って逃げる。お寺を探し廻る。池に映る。それにめがけて、鬼婆は飛び込む。それで鬼婆は死んでしまう。小僧はいいお寺さんになった。