日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05389-A03
題名 女房の歌
題名(ヨミ) ニョウボウノウタ
時間 5分18秒
話者
収録年月日
収録地 長野県上伊那郡中川村
収録者 稲田浩二
笠井典子
OWC AB30
日本昔話タイプ 【IT1069;歌まね失敗-掻くための爪】
話形分類 TA. 掻くための爪
概要 「むかしむかし・・・・・あいこで終わりました。」
ドーン スノ兵衛と又兵衛がいる。どちらが強いか碁で勝負する事になった 又兵衛の所へスノ兵衛が行った。スノ兵衛に奥さんがお茶をすすめた時、後の硯箱をけとばした。「物書く為の硯箱、ふみかいたとてはじはあるまい」という。スノ兵衛は立派なのに感心する勝負はつかない、明日はスノ兵衛の所へゆく事になる。帰って奥さんにその次第を告げる。次は又兵衛さんにお茶を出す。スノ兵衛さんお奥さんは又兵衛さんの前で尻を出しかき出した。どうしてそんなに失礼な、「もの掻く為の爪だもの、尻かいたとてはじはあるまい」碁の勝負が始まったがつかない。又兵衛さんの奥さんは、碁をクマクマ16と数え出した。クマなんて九九はないというとシシよりクマの方が強いものという。それでとうとう勝負はつかなかった。