日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05389-A02
題名 江差の繁次郎 - 殿様と鴨撃ち -
題名(ヨミ) エサシノシゲジロウ - トノサマトカモウチ -
時間 5分54秒
話者 :1897年生
収録年月日 1971-12-25
収録地 青森県下北郡佐井村
収録者 稲田浩二
笠井典子
OWC AB12
日本昔話タイプ 参考【IT689;河童釣り】
話形分類
概要 「どこも同じ事・・・・・。」
城の堀に鴨が沢山いる。殿様は鉄砲でうとうとする。ところが鴨も人のいるような所へばかりくる。そこでお殿様は 鉄砲はただで貸し、鴨一羽とったら20円ほうびをやるという札を出す。誰もとれないでいる。そのうち、番所の方で殿様の頭を叩いたら、酒一斗やるという事まで出てくる。繁次郎が船頭をしていた頃の事、繁次郎がかって出る。殿様のところへ鉄砲を借り、後の山の方へまわってうとうとする。鉄砲が殿様にあたったようにする殿様が文句をいう「これ騒ぐと鴨が逃げる」と殿様をたたく。鴨は後にまわられて気付かないところを鉄砲でうつ。酒もほうびの20円も繁次郎はもらう。