| データ番号 | Q05387-A05 |
|---|---|
| 題名 | 蛇になった娘 |
| 題名(ヨミ) | ヘビニナッタムスメ |
| 時間 | 7分23秒 |
| 話者 | |
| 収録年月日 | 1971-09-25 |
| 収録地 | 宮城県伊具郡丸森町 |
| 収録者 | 稲田浩二 |
| OWC | AB14 |
| 日本昔話タイプ | 変形【IT141;蛇娘】 |
| 話形分類 | |
| 概要 | 「たった一人の子供、女の子・・・・・そういこともあったそうだ。昔ね。」 父と一人娘が二人でくらしていた。父は博労だった。娘が年頃になった。父がみそづけをつけていると娘はつい皆食ってしまった。のどがかわいたので、池の水を皆のんだ。すると蛇になってしまった。碓井峠の山を七巻き半巻く大蛇である。そこの峠をあんまが通りかかった。あまりさびしいので笛をふいた。蛇はその笛があまりうまいので身の上をはなし、だまっていれば千年の寿命を与える。しゃべればすぐ殺す、と約束した。あんまは峠を下り、名主の家にいったとき、盲で千年生きてもしかたがない、それよりも人のために蛇のことをしゃべってしまった方がよいと思いしゃべった。名主は村人たちを集め、山にいって所かまわず釘を打った。その内、蛇にあたったものがあり、蛇は死んだ。 |