日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05386-A06
題名 南山話 - 蟹のふんどし -
題名(ヨミ) ミナミノヤマバナシ - カニノフンドシ -
時間 2分22秒
収録年月日 1971-09-25
収録地 福島県相馬市
収録者 稲田浩二
OWC AB17
日本昔話タイプ 【IT1043;蟹のふんどし】
話形分類 TA. 蟹の褌
概要 「ある所の南の山のバカ婿が・・・・・」
ある所の南の山のばか婿が浜から家内をもらった。里の節句によばれた時、母親から、里でかにがだされた時はふんどしをとって食えといわれた。里に行ってかにがだされると、ばか婿は便所に行って自分の八尺ふんどしをはずしてまるめている。それでかにふんどしははずさずバリバリ食った。里の親はあきれて娘をとり返し、渡さない、という。そこで村長がでてきて調定にいく。両親を村へつれて来ると、皆かにのふんどしをはずさず、自分のふんどしをはずして食っている。これは村の習慣なのだと思い娘を返した。