| データ番号 | Q05386-A03 |
|---|---|
| 題名 | 娘に化けたむじな |
| 題名(ヨミ) | ムスメニバケタムジナ |
| 時間 | 5分10秒 |
| 話者 | |
| 収録年月日 | 1971-09-25 |
| 収録地 | 宮城県伊具郡丸森町 |
| 収録者 | 稲田浩二 立石憲利 |
| OWC | AB14 |
| 日本昔話タイプ | *伝説 |
| 話形分類 | ME. 上下二つの口 |
| 概要 | 「岩手県のね・・・・・そんなの昔」 岩手県の魚屋が気仙沼から北海道まで馬で魚を売って歩いていた。半分の距離の所で馬を休ませていると悪いむじなが人間に化けてきた。十八九の娘が道に迷ったから助けてくれ、というので、ごはんをたべさせ、いっしょにつれていった。山道にさしかかっても男は何もしない。暗くなってきたので火をたく。あたっていると娘は寝入るよくみると尻を出してその尻があくびをする。人間ならあり得ないこと。丈夫なムチで尻めがけて叩くむじなはキャっといって正体をあらわした。むじなは一匹では人を化かさない。一匹の上に一匹がまたがって化かしていたのだった。きつねは人を殺さないがむじなは殺す。これも色気の深い男なら殺されていた所である。 |