日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05380-A03
題名 へやの起こり
題名(ヨミ) ヘヤノオコリ
時間 4分36秒
話者 :1898[1901]年生
収録年月日 1971-12-29
収録地 岩手県遠野市
収録者 稲田浩二
OWC AB13
日本昔話タイプ 【IT1118;屁ひり嫁】
話形分類 TA. 屁ひり嫁;ME. へやの起り
概要 「昔あったどもな・・・・・ドンドハレ」
一人息子が嫁をほしいといったので捜したところ、立派な女がいた。屁をたれる欠陥があるが、嫁にした。嫁は屁をがまんしていたがある日、息子は馬をならしていて、父は炉をなおし、母は[スグサ]をなおしていた時、がまんできなくなって大きなのを一発おとした。馬も炉も[スグサ]もみなとんでいった。これではたまらない、と離縁することになった。返しにいく途中、なしの実をとろうと思ってもなかなかとれずにいると、嫁は屁で実をふきとばしておとした。ほうびに何かやろう、というと、嫁のへやがほしいという。嫁をつれもどし、へやをつくってやった。それから嫁のへやというものができた。