日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05343-A05
題名 炭やきと初夢
題名(ヨミ) スミヤキトハツユメ
時間 3分40秒
話者 :1903年生
収録年月日
収録地 新潟県長岡市
収録者 稲田浩二
OWC AB25
日本昔話タイプ 【IT94;味噌買い橋】
話形分類 TA. 味噌買橋;ME. 味噌買橋
概要 昔、山の中に正直な炭焼きがいた。正月の初夢に白いひげの神がでてきて、おまえは正直者だからいいことを教えよう。この先三里程行った所に町がある。その町に大きな川があり、橋があるからその上にいるといい事がある。とのこと。炭焼きは次の日からずっとその橋に立ったが五日目になって夕方、橋のたもとの豆腐屋が不審に思い、なぜそこにいるかとたずねた。初夢のことを話すと、実は自分も初夢をみたという。それは、この先三里程の所に正直な炭焼きがいて、その炭焼きの壺床の杉の木の根に金瓶がうまっている、というものであった。炭焼きは杉の木の根をほると金瓶があり、おかげで一生安楽にくらした。