日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05343-A04
題名 竜宮童子
題名(ヨミ) リュウグウドウジ
時間 4分57秒
話者 :1903年生
収録年月日
収録地 新潟県長岡市
収録者 稲田浩二
OWC AB25
日本昔話タイプ 【IT75;竜宮童子】
話形分類 TA. 竜宮童子;ME. 竜宮童子
概要 昔あるところにじいさんとばあさんがいた。大みそかにも何もないので毎年山で門松を切って売り、魚を買ったりしていた。その年のくれも門松を町に売りにいった。竜宮のおと姫にも一つあげようと思って一つ川に投げた。帰ろうとするとうしろで「爺さん待て」とよびとめる声がした。娘が一人立っていて、私は竜宮の使いだが、あなたが毎年門松をくれるので乙姫様が喜んでお礼をしたい、といわれるのでむかえにきた、という、竜宮に行くとごちそうしてもらい、おみやげに小僧を一人もらった。その小僧は鼻やよだれをたらしたきたない小僧だった。しかし、何でも好きなものを出してくれるという。それをみやげに家に帰り、米や魚や金を出してもらった。家は富貴になった。ところが小僧はいつまでたってもきたないままだった。じいさんはみすぼらしい小僧がいやになり、小僧にひまをだした。すると、家はもとの様に貧乏になった。