| データ番号 | Q05343-A01 |
|---|---|
| 題名 | 愚か婿 - 団子婿. 馬の尻に札 - |
| 題名(ヨミ) | オロカムコ - ダンゴムコ.ウマノシリニフダ - |
| 時間 | 5分26秒 |
| 話者 | :1902年生 |
| 収録年月日 | 1972-03 |
| 収録地 | 長野県下水内郡栄村 |
| 収録者 | 稲田浩二 |
| OWC | AB30 |
| 日本昔話タイプ | 複合【IT1047A;物の名忘れ-団子婿型】. 【IT1018;馬の尻にお札】 |
| 話形分類 | TA. 馬の尻に札, 団子聟;ME. 団子聟;CE. 愚か聟 |
| 概要 | 昔、婿をさがしたところ、秋山でみつかった。婿が里に行く時、ぼたもちをみやげにもらった。「ボタモチ、ボタモチ」、ととなえて帰るとき、ひょこっとまたいだとき、「ドッコイショ」といったのでそれから「ドッコイショ、ドッコイショ」にかわった。ドッコイショだ、といってあけてみるとこれはボタモチだ、といわれ、思いだした。次の朝、帰るときに団子をみやげにもらった。落としてはならない、と思ううちに「コロコロ・・・」にかわった。帰ってあけてみると団子だと教えられる。嫁はこまった男だ、と思った。そこで嫁は婿に、父にあったときに糸指図であいさつをするようにいうと、それができる。これならまあ大丈夫だろうと思っていると、嫁の父から、仏壇をかったからみにこい、と呼ばれた。嫁が先に行ってみて来て、いい仏壇だが横に穴があるから札をはるとよい、といえと教えた。行ってその通り言うと喜ばれた。次に馬を買ったから、と里に呼ばれたとき、いい馬だが穴はないか、とさがし、尻の穴に紙をはって帰った。馬は便秘で死んだ。 |