日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05333-A02
題名 子育て幽霊
題名(ヨミ) コソダテユウレイ
時間 3分51秒
話者 :1896年生
収録地 岡山県阿哲郡哲西町
収録者 稲田浩二
OWC AB43
日本昔話タイプ 【IT256;子育て幽霊】
話形分類 TA. 子育て幽霊;ME. 子育て幽霊
概要 昔々若夫婦がいた。嫁さんが臨月になったのに死んでしまった。墓の中に横にして入れた。町の水飴屋に、きれいな若い嫁さんが一文をもって六晩飴をかいにきた。次の晩、嫁さんはむこうの方で手まねきをする。その通りについていくと大文寺の墓についた。そこには赤子がなく声がする。和尚にいって墓をひらくと、死体のそばに赤子が生まれていた。父親がきて赤子といっしょにねていると、枕頭に嫁があらわれ、使った六文をほしいといったので六文を納めた。子供は大きくなって、大文寺の小僧になり、一生仏をとむらった。