日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05332-A04
題名 拾い物分配
題名(ヨミ) ヒロイモノブンパイ
時間 5分33秒
話者
収録年月日
収録地 鳥取県東伯郡東伯町
収録者 稲田浩二
OWC AB41
日本昔話タイプ 【IT558;兎の分配】
話形分類 TA. 狸と兎と川獺;ME. 拾い物分配
概要 昔、猿と兎とかわうそとが出会った。猿が皆でひともうけしよう、といった。皆で橋の下で車の荷物をとろうとかくれていた。猿が石をおいて車をひっくり返し、車の人がたすけを求めにいく間、荷物を橋の下におろしてとった。荷の中味はござと豆と塩だった。塩はかわうそに、ござは猿に、豆はうさぎに分けた。猿はいい天気の日、川べりにござをひいて休んでいた。ところが急に大風にふかれて川におちた。猿はおこってかわうその所に抗議にいった。すると、かわうそはあの塩は大水で流されたといい、ひとりいい目をみているはずのうさぎの所に抗議にいった。うさぎは豆を食い食い、作戦をねっていたが、その皮を体にくっつけた。二匹がくると、おれはあまり豆を食いすぎて、このように体いっぱい豆ぼうせができた、といった。