| データ番号 | Q05332-A03 |
|---|---|
| 題名 | 猿婿入り |
| 題名(ヨミ) | サルムコイリ |
| 時間 | 5分57秒 |
| 話者 | |
| 収録年月日 | |
| 収録地 | 島根県能義郡広瀬町 |
| 収録者 | 稲田浩二 |
| OWC | AB42 |
| 日本昔話タイプ | 【IT210A;猿婿入り-嫁入り型】 |
| 話形分類 | TA. 猿聟入;ME. 猿聟入 |
| 概要 | ある所にいい娘を三人持った爺がいた。ある日、山へ木こりにいくと猿がでてきた。猿が道を通らせなかったので爺は娘をやるからと、通してもらった。後に後悔したがどうしようもない。朝、娘達が「みそを食わっしゃい」とよびにきたとき、事情を話すと長女も次女もそんな事はいやだ、くそ食ってたなあがれ、と不承知であった。ところが三女はこころよく承知してくれた。嫁にいくとき、鏡とはんどと縄とをもっていった。娘はよろこんできた猿にはんどを負わせ、橋のある悪い道を通らせた。橋は危いから、と使わずに川を渡るとき、娘はわざと鏡をおとした。あれがないと困る、となくと、猿ははんどを負ったままとびこんだ。はんどに水が入って猿は流された。娘はそれをみて笑った。猿は自分が流れるのはかまわないが嫁がなくと悲しいといって沈んだ。娘はもどってきた。頭のいい子で親もよろこんだ。 |