日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05331-A06
題名 蟹の甲の昔話
題名(ヨミ) カニノコウノムカシバナシ
時間 2分35秒
話者 :[1890年生]
収録地 鳥取県日野郡日南町
収録者 稲田浩二
OWC AB41
日本昔話タイプ 【IT142;蟹息子】
話形分類 TA. 蟹の甲;ME. ココウ次郎
概要 昔ある所におじいさんとおばあさんがいた。おじいさんは毎日木こりに出かけたが、いつもおむすびを蟹にやっていたところ、大きくなった。じいさんが「かにかに出てじいこそ来たれ」と呼ぶと、蟹がでてきた。おばあさんは大きなおむすびでも食う事を不審に思い、おじいさんが飯をやった後に蟹をよぶと、蟹が出てきた。それを杖でつつき殺して、身をもって帰って焼いてたべた。おじいさんは蟹をよんだが出てこないので家に帰った。おばあさんから事情をきいてかわいそうに、というとうしろでカラスが「甲はばばが、身はばばに」「甲はたでに」という。おじいさんはたでの中をみるとちゃんと甲があった。おじいさんはかわいそうに思った。