日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05331-A02
題名 餅争い
題名(ヨミ) モチアラソイ
時間 6分39秒
収録地 島根県能義郡広瀬町
収録者 稲田浩二
OWC AB42
日本昔話タイプ 【IT527A;餅争い-餅ころがし型 】
話形分類 TA. 猿蟹餅競争;ME. 餅争い
概要 昔、山の上でうさぎとひき蛙がであった。久しぶりなので何かをつくって食おうという。兎は米を、蛙はあずきとさとうをかうことになった。兎は早かったが蛙はおそく戻ってきた。二匹はうたいながらもちをついた。兎は山の下でもちをたべようといって、臼をころがし、先におりていった。ひきがえるがゆっくり下りていくとあちこちの木の枝に餅がひっかかっている。それを食べながら下ると、兎が上ってきた。臼がからっぽだったからである。蛙は、やぶに餅がひっかかっていたから食べたが、まだ少し残っているといった。兎はそれから葉をたべ、腹がふくれた。今でもそれが続いている。