日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05331-A01
題名 とり付くひっ付く
題名(ヨミ) トリツクヒッツク
時間 2分39秒
話者 :[1890年生]
収録地 鳥取県日野郡日南町
収録者 稲田浩二
OWC AB41
日本昔話タイプ 【IT104;とり付くひっ付く】
話形分類 TA. 取付く引付く;ME. 取付く引付く
概要 おじいさんとおばあさんがいた。おじいさんが木をうりにいくと、松山から「とりつかあか、ひぃつかあかみんみんみん」と声がする。おそろしくなって家にかえるとおばあさんは、それは金神様だから、「とりつかばとりつけ、ひっつかばひっつけ」といえと教えた。また山に行ってそういうと背中が重くなった。家にかえってみると、背中にいっぱい銭がついていた。いろりであぶると膳にも盆にもいっぱいになり。金持ちになる。隣のばあさんがわけをきいてじいさんに同じようにさせると、背中に松やにだった。あぶるとあつくてたまらない。馬屋に行ってわらの上にころんでもとれない。そこで火をつけたら焼け死んだ。