| データ番号 | Q05316-A14 |
|---|---|
| 題名 | きんぷくりんとかんぷくりん |
| 題名(ヨミ) | キンプクリントカンプクリン |
| 時間 | 5分37秒 |
| 話者 | :1902年生 |
| 収録年月日 | 1973-05-02 |
| 収録地 | 和歌山県西牟婁郡すさみ町 |
| 収録者 | 稲田浩二 |
| OWC | AB40 |
| 日本昔話タイプ | 【IT700;いかとするめ】 |
| 話形分類 | TA. 金福輪 |
| 概要 | 昔ある所に代官が漁師から魚を一匹もらった。名がわからなかったので、魚の絵をかき、わかった者は五両を与える、とはり紙した。ある男が名乗り出、「きんぷくりん」という名だと言い、五両をもらった。代官はでたらめかもしれないと思い、忘れたころに男を呼び出してもう一度名をたずねた。男はわすれていたので「かんぷくりん」だと言った。代官は怒り、打首にする、といった。男は息子をよんでくれ、と頼んだ。息子がよばれ、男は息子にむかって「わしはきんぷくりんといった魚を今度はかんぷくりんといったということで打首にされる。申し開きはできないとの事だ。だからよく聞いておけ、いかは干せばするめになる様に魚は生と干したもので名がかわることがあるのだ」というと、代官は悪い事をした、と許してくれた。 |