日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05316-A07
題名 糸引き合図 - なかなかもっともさようさよう -
題名(ヨミ) イトヒキアイズ - ナカナカモットモサヨウサヨウ -
時間 2分54秒
話者 :1902年生
収録年月日 1973-05-02
収録地 和歌山県西牟婁郡すさみ町
収録者 稲田浩二
OWC AB40
日本昔話タイプ 【IT1008;糸引き合図】
話形分類 TA. 糸合図;ME. 糸引聟
概要 昔ある所に、頭はにぶいがよく働く男がいた。ある日、嫁があす山を買いにくるから、へたに売らないように糸で合図をしようと提案した。足の指先にくくりつけた糸をひくと「さようさよう」、ひざこぞうは「なかなか」、ももは「もっとも、もっとも」と言え、という事にした。次の日、途中まではうまくいったが、嫁は用を思い出し、3本の糸を手まりのような物にくくりつけて放っておいた。そこへ猫が来て、手まりにじゃれついたので、婿は「なかなかもっともさようさよう」としきりに言い、話はできなかった。