日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05315-A07
題名 絵姿女房
題名(ヨミ) エスガタニョウボウ
時間 5分33秒
話者 :1902年生
収録年月日 1973-05-02
収録地 和歌山県西牟婁郡すさみ町
収録者 稲田浩二
OWC AB40
日本昔話タイプ 【IT217A;絵姿女房-難題型】
概要 昔、与平さんという人がいた。よく働くので評判がよかった。となり村から美しい娘が嫁になった。あまり美しいので気が気でない。出かせぎのとき、嫁の絵を持っていった。絵をかけながら仕事をしていると、絵がふきとばされ、大[代]官の所まで飛んでいった。大[代]官は女が美しいのでわしにゆずれというが断った。大[代]官は与平の家まで女を見に来、与平が嫁をゆずるのをいやがると”打たずの太鼓を出せ”と難題を出す。女房に相談すると、太鼓の中に蜂の巣を入れ、火であぶれと教えてくれる。太鼓が打たずに鳴ったので大[代]官はあきらめた。