| データ番号 | Q05306-A02 |
|---|---|
| 題名 | 親子の鹿 |
| 題名(ヨミ) | オヤコノシカ |
| 時間 | 3分45秒 |
| 話者 | :1899年生 |
| 収録年月日 | 1967-08-10 |
| 収録地 | 大阪府大阪市北区 |
| 収録者 | 稲田浩二 笠井典子 |
| OWC | AB37 |
| 日本昔話タイプ | *伝説 |
| 概要 | ある村の山に親子の鹿が住んでいた。村人はそれらをかわいがっていた。ある日、熊が子鹿の足をかんだ。母鹿は子鹿をかばうと、熊は母鹿の前足をかむ。そこへ猟師が来て鉄砲でうつと熊は逃げた。母鹿は子鹿をくわえて谷底に行き、(この水に傷をつけると治る、と)治し方を教えてそのまま死んでしまう。村人は子鹿がなくのでかわいそうに思い、お墓を立ててやる。子鹿は川に足をつっこんでいつまでも泣いている。そのうち傷がなおってどこかへ行ってしまった。村人はこの清水はきっと何かに効く薬なのだと思って持って帰って風呂に入れてたいて入ると傷や病気が治った。村人はその水のわく所を温泉場にした。名は子鹿温泉というが、今はどこかわからない。 |