日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05297-A08
題名 猫檀家 - 空也別所 -
題名(ヨミ) ネコダンカ - クウヤベッショ -
時間 4分37秒
話者 :1886年生
収録年月日 1967-07-30
収録地 岡山県真庭郡八束村
収録者 稲田浩二
立石憲利
OWC AB43
日本昔話タイプ 【IT386;猫檀家】
話形分類 TA. 猫檀家;ME. 猫檀家
概要 空也別所という所に大変貧乏な和尚さんがいた。もう年寄って藤猫の男猫を子供のように大切に飼っていた。法事の帰り猫達が芝居をしようとする所に出会う。そこで猫達が藤猫の事を云っているのを聞く。猫が化けるというので恐れて暇を出す。焼魚(たい)を一升飯を別れに出すとみな食べてしまう。その夜みているとやはり和尚さんの衣を着て出ていく。大山のふもとの大金持のおじいさんの葬式が大雨や雷で出せない。そこへ墨衣の人が空也別所の和尚でないと出せないという。分限者の葬式を出したのでお礼も沢山もらい、それ以後は寺もたっていくようになった。猫の恩返しだったそうな。