| ID | 2012-01 |
|---|---|
| 展示名 | 今和次郎 採集講義─考現学の今 |
| 種別 | 特別展 |
| 会場 | 国立民族学博物館 特別展示館 |
| 会期 | 2012年04月26日~2012年06月19日 |
| 名義 | 【主催】国立民族学博物館 【特別協力】工学院大学図書館 【協賛】財団法人千里文化財団 【後援】社団法人日本建築学会、社団法人日本建築家協会、社団法人全日本建築士会、日本生活学会、日本民俗建築学会 【協力】青森県立美術館、パナソニック汐留ミュージアム、株式会社青森スタジオ、株式会社商華堂、日本万国博覧会記念機構 |
| 概要 | 今和次郎(こん わじろう)の残したスケッチやノートなどは、庶民生活への暖かい眼差しが窺える解説や数量化を含んだスケッチなど、魅力的な図的表現に特徴があります。考現学の手法と対象は民族学とよく似ており、みんぱくを創設した梅棹忠夫も、考現学的調査に触発されてモンゴルなど海外調査の記録を数多く残しています。その後のみんぱくの研究者にも考現学の遺伝子は引き継がれ、モノ調査とインタビュー調査を組み合わせた文化研究、映像による記録、データベースによる分析など新しい調査手法を取り入れ、さまざまな研究成果をあげてきました。 この研究成果を示す展示では、モンゴルのゲルの家財に関する梅棹忠夫と最新の調査との比較、京都の町家暮らしの家財道具一式である大村しげコレクション調査の一端、考現学創始当時の洋装、そしてみんぱく開館当時に行われた民家模型製作のための民家調査資料など、みんぱくで進められてきた様々な資料や研究を紹介します。 本展示をとおして、ライフスタイルやモノと生活の関係が急速に変化する現在、そして些細な日常のいとおしさに気づいたいま、モノに着目して身近な風俗の一切を丸ごと記録することの迫力とその意味を、あらためて考えます。 |