展示情報データベース
ID 2003-01
展示名 マンダラ ─ チベット・ネパールの仏たち
種別 特別展
会場 国立民族学博物館 特別展示館
会期 2003年03月13日~2003年06月17日
名義 【主催】国立民族学博物館、財団法人千里文化財団
【後援】駐日ネパール王国大使館、大阪府教育委員会、吹田市、吹田市教育委員会
【協力】日本万国博覧会記念協会、西日本旅客鉄道株式会社、阪急バス株式会社
概要 マンダラは、約1,500年前にインドにうまれ、ネパール、チベット、中国などに伝えられました。日本にも空海たちによってもたらされました。
マンダラは悟りを求めて修行をする際の心の案内図の役をしたり、弟子が入門するときの儀式などに用いる道具あるいは舞台装置となったりします。
マンダラは一般に絵として描かれたものを意味しますが、世界(宇宙)も、われわれの身体も、さらにはひとりひとりの心もマンダラと呼ばれます。例えば、京都で毎年おこなわれる大文字送り火のときに、盆に張った水に、かの「大」の文字を映してその水を飲みます。この行事をたとえに用いますと、「大」の文字を浮き上がらせている山、盆の水に映った山、それを見た人の心の3つはそれぞれマンダラと呼ばれるのです。
このようにマンダラは、世界と心が元来は同じものであることを体験するための道具なのです。
マンダラは仏たちの住む聖なる世界です。ですから、その中に人々を招き入れることによって人々の心を清めるはたらきをします。
今回の特別展では、マンダラに住む仏たちの種類を5つのグループに分けて展示し、そして仏たちの住む宮殿の仕組みを模型などで見ていただきます。2種類の立体マンダラの中に実際に入って、仏や女神に囲まれた空間を身体で感じてください。