| ID | 1996-01 |
|---|---|
| 展示名 | ネパールの川とくらし |
| 種別 | 新着資料展示 |
| 会期 | 1996年02月29日~1996年08月27日 |
| 概要 | ネパールといえばヒマラヤが有名だが、山があるところは河川も縦横に発達している。人びとにとって川は、渡らなければならない障害であると同時に、魚や砂金などの資源をもたらす恵みの場所でもある。全ての川は、聖なる川ガンジスに流れつくので、人びとは身心の汚れを洗い清めるために沐浴し、人は死ぬと火葬され、その骨や死者が使用していた夜具などは川に流される。ネパールの人びとと川のつながりは、生業、娯楽、信仰などいろいろな側面にわたっているのである。 とくに、マジあるいはボテと呼ばれる人びとは、ネパール全域の河川ぞいに住み、渡しや漁撈、砂金とりを生業として暮らす川の民である。また、ポカラの湖ではジャラリーと自称する魚とりを専業とする人びとが暮らす。 展示では、川や湖を舞台にくらす人びとの生業用具を中心に、そうした生活とかかわる鍛冶師と金細工師の工具を紹介する。 |
| 備考 | 第34回新着資料展示 |