展示情報データベース
ID 1993-05
展示名 ジャワ更紗 ─ その多様な伝統の世界
種別 特別展
会場 国立民族学博物館 特別展示館
会期 1993年09月09日~1993年11月30日
名義 【主催】国立民族学博物館
【後援】外務省、在日インドネシア共和国大使館
【特別協力】インドネシア共和国文化総局
【協力】インドネシア国立博物館、ソノブドヨ博物館、岡田コレクション、今昔西村、エスパ、東京国立博物館、岡山県立美術館、平凡社、
財団法人千里文化財団、日本万国博覧会記念協会
概要 インドネシアのジャワ島とその周辺の島でつくられてきたジャワ更紗は、おもに腰巻などの伝統的な衣装としてもちいられてきたロウケツ染めの布です。
われわれ日本人のあいだでジャワ更紗といえば、これまでには茶褐色の色調で模様をあらわした木綿の更紗がひろく一般的に知られてきました。しかし、それらは多種多様なジャワ更紗の一部でしかなく、ジャワ更紗のうちには絹地の更紗、手紡ぎ手織りの比較的厚手の更紗、金箔や金泥で装飾をほどこした金更紗なども見いだされます。また、ロウケツ染めによって布のうえにあらわされた色彩はきわめて多様であり、模様には古くからインドネシアにもたらされてきた幾多の異文化の影響が色濃くあらわれています。さらに、こうした更紗づくりにはジャワ人をはじめとするインドネシアの民族のみならず、海外からインドネシアにやってきた異民族も大きく関わってきました。
今回の特別展では、これまでにほとんど知られることのなかったジャワ更紗の多様な伝統の世界をご紹介します。
備考