| ID | 1993-04 |
|---|---|
| 展示名 | エストニアの農村と漁村 |
| 種別 | 新着資料展示 |
| 会期 | 1993年09月07日~1994年02月22日 |
| 概要 | バルト3国の北端にある小国エストニアの人口は約150万人。その3分の2をしめるエストニア人は、フィンランド湾をへだてた北隣のフィン人とおなじフィンウゴル系の人びとである。起伏のとぼしいエストニアでは、特に土地の肥沃な内陸部を中心に約2000年も前から牧畜をともなう農耕がいとなまれてきたが、海岸や島嶼部の漁業や交易も重要であった。中世以降近隣のおおくの民族に支配され、なかでもスカンジナビアとドイツがもたらした西欧文化とルーテル協会の影響は人びとの生活にふかく根をおろしている。 東南部(現在一部ロシア領)にはおなじエストニア系だがギリシャ正教徒のセトゥ人がすんでいる。この地方はロシア文化の影響をうけながら、古い口頭伝承や土着信仰なども保持してきた。展示ではセトゥの衣装を紹介した。 |
| 備考 | 第29回新着資料展示 |